人の名前や予定などを覚えるときや金額を計算するときなどに、指先が自然と動き出す人を見かけるように、指先と集中力には密接な関係があります。今回の体操は親指と人さし指でシャクトリムシの動きをまねます。左右の手がつられて動かないように、動かす指、止める指に集中して指先を動かしてみましょう。今回も認知について説明します。認知は戸籍法の定めるところに従って届け出をすることで、認知の効力が生じます。そして、その効力は出生のときにさかのぼることになります。ところで、認知をするために届け出が必要ですが、その他の要件を求められるケースもあります。まず、成年の子を認知するためには、その子の承諾が必要です。誰かが勝手に「おまえは私の子だ」として認知できることになったら大変だからです。反対に、未成年の子を認知する場合には、未成年の子やその親権者の承諾は必要とされてはいません。ただ、もし、虚偽の認知がなされたときは、期間の制限はありますが、認知無効の訴えを提起することは可能です。認知対象者が母親のおなかの中にいるときでも、母親の承諾があれば認知できます。勝手におなかの中にいる子を「自分の子だ」として認知できないのは当然のことです。さらに、死亡した子についても、その子に直系卑属(その死亡した子の子など)がいるときなら、死亡した子の認知が可能です。ただし、死亡した子の直系卑属の承諾は必要です。「あなたの親は私の子です」と死亡した認知対象者の直系卑属に対して言われても、その直系卑属が承諾しない限り認めるべきでないことは当然です。こうした認知ですが、一度、認知してしまうと取り消しができないとされています。しかし、この点については、裁判所の考え方は、認知しても、その子は実の子ではないので親子の関係は生じないという認知無効は、認知した者も主張できるとしています。従って、認知すると単純に撤回はできないので、注意が必要です。次回も認知の説明を続けます。健康生活研究所所長堤 喜久雄JAが相続対策をサポート相続相談受付中遺言や遺産整理の相談はJAへ詳しくは最寄りの支店へ12JA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎(1)親指同士、人さし指同士を合わせます。(4)左手の親指を右手の親指に付けます。左手の人さし指を伸ばし(1)に戻ります。左右の指を入れ替えて行ってみましょう。(3)右手の人さし指を伸ばします。て逆の動きにも挑戦してみましょう。頭の体操にもなります。(2)右手の親指を左手の人さし指に付けます。脳トレ !手足の体操応用 今回はシャクトリムシの動きを紹介しました。慣れてきたら、動かす指の順番を変えJA広報通信より資法産律管ガ理イのドJA広報通信より親 族 法 につ いてその 20シャクトリムシ体操で集中力アップ
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