知らず知らずのうちにたまっているのが疲れです。頑張り屋さんほど心身をいたわる時間を取ることを忘れがち。今回は、その日の疲れはその日のうちに取り、良質な睡眠へと導く体操をご紹介します。寝付きが悪いときは、就寝前に手足の血行を促進して温めると安眠を誘うようです。指先包みの体操に足指の動きを加えて、全身の血行を促進させます。これにつぼ刺激を組み合わせて疲れをさらに癒やします。手足が温まり、気持ち良いと思う程度に繰り返しましょう。今回は嫡出否認の出訴期間について説明します。従前は、夫は子の出生を知ったときから1年以内に嫡出否認の訴えを申し立てなければいけませんでした。今回の改正では、嫡出否認の訴えは父が子の出生を知ったときから3年以内に提起することとされました。期間が伸長されたのは、1年では子の成長から自分の子と疑うには期間が短いことなどがその理由とされています。前回の説明で、嫡出否認が子、母、前夫にも認められることになったと述べました。子や母については子の出生のときから、前夫については子の出生を知ったときから、それぞれ出訴期間が3年とされることになりました。前夫については、その他、子が成年に達した後は、嫡出否認の申し立てはできなくなっています。また、前夫が嫡出否認をすることが子の利益を害するときはできないとされています。子については、出訴期間の特例が認められています。子と父との同居期間が短いときには、父子としての社会的実態はないといえます。しかし、子が嫡出否認を提訴するのは母が代理するしかないのですが、母がこれを行使していないときは、子は嫡出否認を提訴する方法がありません。そこで、社会的実態のないケースの父子関係について、成長した子の意思を尊重することとし、子は21歳に達するまでの間、父子の同居が3年を下回るときには、子は特別に嫡出否認の提起ができることとなりました。ただし、同居は短くても、父が養育費を支払い続けていたなど、父による養育状況に照らして父の利益を著しく害するときはできないとされました。次回は認知について説明します。JAが相続対策をサポート相続相談受付中遺言や遺産整理の相談はJAへ詳しくは最寄りの支店へ指先包みと足指体操脳トレ!手足の体操健康生活研究所所長堤 喜久雄資法産律管ガ理イのドJA広報通信よりJA広報通信より12JA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎(2)右手の指先を伸ばし、手のひらをこすっていき、左手を上にずらします。このとき、左手の指先を曲げ、右手の指先を包み込むように握ります。同時に、右足の指を伸ばし左足の指を曲げます。【応用】ゴルフボールやクルミを用意し、足を動かしながら、足の裏で転がせばつぼ押し効果も期待できます。(1)手のひらを合わせて上下にこすります。右手を上にずらしたところで、右手の指先を曲げて、左手の指先を包み込むように握ります。同時に、右足の指を曲げます。親族法についてその18疲れを取る体操で熟睡へ
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