JAよこすか葉山_JA通信3月号
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資法産律管ガ理イのド前回紹介した手のひら2回転体操の応用編です。今回は、手のひらをこすりながら回転させる際に腕を伸ばします。腕や肩の筋肉を伸ばしたり、ひねったりすることで上半身の血行も促進されます。日常生活であまり使わない筋肉を使うので、肩や首の凝りほぐしにも効果的です。手のひらを回転させるときは鼻から息を吸い、腕の伸ばし始めとともに口から息を吐き、伸ばし切ったときには息も吐き切ります。手を使った複雑な体操は、脳のトレーニングにもなります。畑仕事やデスクワークなど、同じ姿勢を長時間続けているときなどに行うと良いでしょう。今回は嫡出の否認について説明します。嫡出の否認とは、前回説明した嫡出の推定の条文(民法772条)によって父が定められるときに、子が嫡出であることを否定することをいいます。今までは嫡出の否認ができる人は夫のみとされており、嫡出の否認の訴えを提起できる期間も、夫が子の出生を知ってから1年とされていました。しかし、前回説明したように嫡出の推定の条文が改正されたことやその他の理由から、嫡出否認をできる者の範囲と提訴期間が変更されることとなりました。この変更については、令和6年4月1日から施行され、同日以後に生まれた子に適用されますが、令和6年4月1日から1年間に限っては、令和6年4月1日より前に生まれた子やその母も、嫡出否認の訴えの提起ができることとされています。嫡出否認の訴えが認められると、嫡出子、つまり婚姻関係にある男女間で生まれた子の推定を否定できるという効果が生じます。簡単にいえば、夫の子と推定されないということです。この嫡出否認の訴えですが、夫、子および母の他、前の夫も申し立てができるようになりました。子や母が申し立てをすることができるとしたのは、夫のみしか申し立てができないとすると、夫と子の間に生物学上の関係がないのに、夫が嫡出否認を主張しないと、子や母は夫の子でないと主張することができなくなってしまい、このことを避けるため、母が出生届を提出しないということがあったためです。また、前の夫にも申立権が認められたのは、前回説明したように、再婚後の夫の子と推定されるケースのとき、その子は前夫の子である場合、前夫にも今の夫の子でないと主張する機会が必要だからです。次回も説明を続けます。健康生活研究所所長堤 喜久雄JAが相続対策をサポート相続相談受付中遺言や遺産整理の相談はJAへ詳しくは最寄りの支店へ12JA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎(1)両手を胸の前で合わせ、手のひらの中心を軸にして離れないようにしながらそれぞれ反対方向に回転させ、腕を前に伸ばします。その後、腕は伸ばしたまま反対方向に手のひらを回転させます。(4)最後に手のひらをこすりながら回転させ、腕を上へ伸ばします。その後、腕は伸ばしたまま反対方向に手のひらを回転させます。(1)~(4)を5回繰り返します。(3)(2)から続きます。腕を伸ばしたまま、手のひらをこすりながら回転させ、腕を左方向へ伸ばします。その後、腕は伸ばしたまま反対方向に手のひらを回転させます。(2)(1)から続きます。腕を伸ばしたまま手のひらをこすりながら回転させ、腕を右方向へ伸ばします。その後、腕は伸ばしたまま反対方向に手のひらを回転させます。脳トレ!手足の体操JA広報通信よりJA広報通信よりポイント息は吸い始めから10秒程度かけてしっかり吐き切りましょう。親族法についてその17手のひら2回転で脳の血行促進応用編

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