資法産律管ガ理イのド前回、今回から親子に関する説明をすると述べましたが、離婚に関して大切な項目を説明していませんでしたので、今回はその説明をします。内容は、有責配偶者からの離婚請求は認められるかです。具体的には、離婚の原因をつくった配偶者からの離婚を認めていいのだろうかという問題で、例えば、AB夫婦のうち、Aが不貞行為をしていた場合、Aからの離婚は可能かということです。BがAからの離婚請求を受け入れるのであれば、協議離婚ですから問題はありません。しかし、BがAの請求を拒否したとき、裁判所は離婚を認めていいかという問題があります。この問題については、有責配偶者からの離婚請求は原則として認められないとされています。自ら離婚の原因をつくっておきながら、離婚が認められることは、社会的に見てもおかしいことで、裁判所の考え方は妥当と考えます。しかし、不貞行為を理由に別居となり、その期間が長期に及んで、夫婦としての交流も全くないような状態になっているのに、夫婦の離婚を認めず、前例の、Bからの離婚請求まではAB夫婦は、そのままでいるというのも、社会的に見ておかしいことです。そのため、別居が長期間に及んですでに夫婦の実体がなく、夫婦としての存在を認めることが、かえっておかしいようなときは、有責配偶者からの離婚請求も例外として認められています。最近は、例外が認められる別居期間が少しずつ短くなっている気がしますが、夫婦として元に戻すことが妥当か否かで判断される場合が多くなっているようです。次回から、親子に関する説明をします。気温が下がってくると、目が覚めたときに手や足の指がこわばって動かしづらくなった経験はありませんか。原因は、むくみ、冷え、ばね指、ホルモンバランスの乱れ、関節リウマチや膠原(こうげん)病などいろいろと考えられますが、軽く動かしているうちに少しずつ解消されるようでしたら心配ありません。今回は、朝、爽やかに目覚めるための体操をご紹介します。心臓から遠い目や指先を小さく動かしていきます。手と足だけでなく目も使って、脳と全身の筋肉を目覚めさせましょう。JAが相続対策をサポート相続相談受付中遺言や遺産整理の相談はJAへ12(1)起床後目を閉じたまま、あおむけの姿勢で行います。腕を胴体から少し離し、足は腰幅より広く開いて爪先を外側に向けます。そのままゆっくりと深い呼吸を3回繰り返します。鼻から吸い、口または鼻から吐きましょう。(3)目を開き、3秒ほどかけて手足の指をゆっくり伸ばし、パーの形にします。(1)〜(3)を5回程度、動きがスムーズになるまで繰り返します。(2)目を閉じたまま、3秒ほどかけて手足の指を軽く握ります。JA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎JA広報通信より詳しくは最寄りの支店へJA広報通信より親族法についてその14脳トレ!手足の体操手足と目を開いて、閉じてポイント手をパーにするときは、手のひらを上に向けましょう。お目覚め体操(1) 手足と目でグーパー健康生活研究所所長堤 喜久雄
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