JAよこすか葉山_JA通信8月号
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資法産律管ガ理イのド今回は離婚のときの財産分与について説明をします。協議上または裁判上の離婚をした者は、相手に対して財産の分与を請求することができます。協議ができないようなときは、家庭裁判所に対して協議に代わる処分を請求できますが、その期間は離婚のときから2年間です。2年を経過すると裁判所への申し立てができなくなります。裁判所はこの申し立てに対して「当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情を考慮して、分与をさせるべきかどうか並びに分与の額及び方法を定める」ことになります(民法768条3項)。つまり、財産分与の申し立てをしても裁判所は財産分与を認めないこともあるし、その額をどうするかや、決まった分与の内容をどんな方法で履行させるのか(例えば分割でお金を支払わせるなど)を決めることができるとされています。財産分与の請求と離婚についての有責配偶者との関係ですが、これは直接関係はしません。有責配偶者であっても財産分与の請求は可能ですし、離婚の有責原因が当事者双方にないケースでも財産分与の請求は可能です。この財産分与ですが、夫婦共同生活のときに取得された財産を清算する意味、離婚後の生活を扶助する意味、それに慰謝料的意味があるとされています。一般的には財産の清算目的が多いようですが、分与の割合は双方が平等になる方向で解決することが多いです。具体的には、資産から負債を控除した財産に関しては、夫婦はお互いに平等に寄与して財産を取得したから、財産分与も平等に分けるという内容です。次回も財産分与の説明をします。今回は、指の飛び移りと目の動きを使った反射神経のトレーニングに足の動きを加えます。動く部位を増やすことで、反射神経が鍛えられると同時に集中力も高まり、脳トレにも効果があると考えられます。反射神経は生まれ持った資質ではなく、トレーニングによって鍛えることができる能力です。繰り返し行うことで反射神経が鍛えられて、いざというときとっさに対応できるようになり、けがや事故の防止につながります。いすに座り、指と目の動きと同時に片方の膝を上げる体操です。ゆっくりでいいのでテンポ良く繰り返し行いましょう。JAが相続対策をサポート相続相談受付中遺言や遺産整理の相談はJAへ5(2)右手の人さし指を元に戻すと同時に、左手の人さし指を立て、視線も左指に合わせます。右足を戻し、左足の膝を伸ばすように上げます。(1)(2)を10セット繰り返します。(1)いすに深く腰かけ、膝を90度に曲げます。両手を肩の辺りに持ってきてグーに握り、右手の人さし指だけを立てると同時に、右手の人さし指に視線を合わせ、右足の膝を伸ばすイメージで上げていきます。JA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎JA広報通信より詳しくは最寄りの支店へJA広報通信より脳トレ!手足の体操指と目の動きに合わせて足を上げる指を素早く入れ替え反射神経を鍛える(2)健康生活研究所所長堤 喜久雄親族法についてその11ポイント膝は無理のない範囲で上げましょう。難しければ、足を少し地面から離す程度でもOKです。

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