JAよこすか葉山_JA通信6月号
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:Farming Letter8作型・品種施肥病害虫対策育苗管理(地床育苗)1~3月どりの作型は、8月20日前後に播種し、9月下旬から10月上旬に定植します。今回は、短日・低温条件でも玉肥大が始まる極早生品種の‘トップゴールド305’(㈱タカヤマシード)の栽培ポイントを紹介します。注意点は次の2つです。①基肥の窒素量は、堆肥等の成分を含めて10a当たり8~10kgにする。②窒素が長効きする堆肥や有機質資材、緩効性肥料等は多用しない。病害虫の発生が比較的少ない作型ですが、べと病、白色疫病等の病害や、アザミウマ類、ネギコガ等の虫害に注意します。播種するため、灌水の便の良い場所での地床育苗が管理しやすいです。①土壌消毒:施肥・う②施肥:播種床100㎡③播種:株間1~2cm、④灌水:本葉2~3枚8月下旬の高温期にね成型し、十分に灌水した上で、透明ポリエチレンフィルムで約50日間被覆して太陽熱消毒をする。当たり、N:P²O⁵K²O=1・2kg:2・0kg:0・8kgを施用する。条間10~12cmでうす播きする。覆土・鎮圧後、灌水をして黒寒冷紗等でトンネル浮き掛けする。目までは、朝・夕に殺菌剤殺虫剤農薬例農薬登録情報:令和6年4月10日現在商品名ジマンダイセン水和剤収穫3日前まで5回以内400~600倍ランマンフロアブル収穫7日前まで4回以内リドミルゴールドMZ収穫7日前まで3回以内500~1000倍シグナムWDGディアナSC使用時期使用回数収穫7日前まで3回以内べと病・白色疫病・灰色かび病・灰色腐敗病・小菌核病収穫前日まで2回以内2500~5000倍アザミウマ類・ネギハモグリバエ・ハスモンヨトウ・収穫7日前まで2回以内2000~3000倍グレーシア乳剤収穫3日前まで3回以内カスケード乳剤プレオフロアブル収穫3日前まで2回以内希釈倍率べと病・白色疫病・灰色かび病・灰色腐敗病・さび病2000倍1500倍アザミウマ類・ハモグリバエ類ネギアザミウマ・ネギハモグリバエ4000倍1000倍ネギアザミウマ・ハスモンヨトウ・シロイチモンジヨトウ適用病害虫べと病・白色疫病べと病・白色疫病シロイチモンジヨトウ極早生タマネギ栽培のポイント農業技術センター三浦半島地区事務所 普及指導課 松まつ浦うら京きょう子こ1~3月どりの作型は、鱗片肥大期が短日・低温であるので玉肥大が遅れやすく、窒素が効きすぎると青立ちや分球にもなりやすいため肥培管理が重要です

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