JAよこすか葉山_JA通信5月号
4/15

❶堆肥発酵に使用する腐熟促進剤の効果が不十分で熟成まで❷腐熟促進剤を含む資材の高騰❸堆肥の売れ行きが年々下降している42,580円/1袋(15kg)資材センターで販売中!分解されず塊になっている堆肥▶三興株式会社ホームページより一部抜粋引用*TAC=Team for Agricultural CoordinationJAよこすか葉山では、現在7人※のTAC(=地域農業の担い手に出向くJA担当者)が活躍しています。(※現在実務にあたっている職員数)TACは日々担い手農家から聴き取った情報をもとに農家の視点に立った事業提案を行い、担い手の課題を解決、経営改善に努めています。安藤職員が葉山町で「葉山牛」を肥育する栗坪の里 石井牧場から相談を受けたのは昨年8月。に時間を要し、期待する効果が得られていないなどの問題に苦慮していました。普段から資材メーカーとの定期巡回に力を入れる安藤職員は、担当する大楠、葉山地区の野菜農家に、JAが取り扱う畑の分解促進資材「酵素でくさ〜る」を推進していました。その際に、メーカーの担当者から「堆肥を施用する前に畑の堆肥場で同資材を混ぜると発酵促進剤として活用できる」との話を聞き、それを応用し「牧場で堆肥を生成する時点で牛糞に同資材を混和すれば、発酵を促せるのではないか?」との仮定に至りました。特 徴■有機物分解酵素を分泌する枯草菌が生きたまま含まれている■複数の分解酵素…緑肥の分解促進、堆肥の発酵促進に効果的■ペレット状で撒きやすく、機械散布もできる毎年12月には当JA内でTAC発表会を実施し、各担当者が取り組みの成果を発表します。昨年度は安藤秋徒職員が発表した、畜産農家が抱える課題解決に向けた「堆肥で収益性確保」が最も高い評価を受け、2月26日に厚木市内で開かれた「令和5年度JAグループ神奈川TAC・担い手担当者パワーアップ大会」に出場。発表者10人の中から、安藤さんを含めた3人が最高賞であるTAC表彰に輝きました。入賞者は、今後8月に開かれる全国予選に進みます。「酵素でくさ〜る」とは■環境に配慮した残渣処理を可能にする肥料■微生物の力を利用する土づくり肥料■微生物相改善による病原菌活動の軽減そこで・・・令和5年度県大会で入賞担い手の声を聴くTACよりよい営農を目指して、 TAC活躍中!「堆肥の高付加価値化」で、収益性を確保

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る