JAよこすか葉山_JA通信11月号
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有無有無栽培準備低温期における直播の出芽率前進効果の高い不織布のべたがけ基肥は窒素:リン酸:カリを10a当たり成分量で15:15:種、定植に先立ち、幅1mのベッドに透明マルチと有孔トンネル(ユーラックカンキ2号)をあらかじめ展張し、温めておきます。栽植は、条間50cm2条、株間30cmを標準とします。直播栽培の場合は1月に本圃に播種、移植栽培の場合は1月に128穴セルトレイに播種、当所(三浦市初声町下宮田)での試験結果では、1月上旬まきの場合、直播栽培で5月下旬どり、移植栽培で5月中旬どりが可能です(図1)。穴3粒まきとし、後に1本に間引きます。い‘ゴールデンタイム82’(住化農業資材)は、低温期でも比較的出芽が良好なことからおすすめです。一方、食味に定評のある‘ゴールドラッシュ’(サカタのタネ)は、低温期に出芽率が低いことから注意が必要です(表1)。直播の場合は1雌穂重が大き直播もしくは定植後に、トンネル内で不織布月123 Farming Letter8令和4年4月12日撮影図1 トンネル早熟栽培の作型図(1月上旬まきの場合)直播栽培移植栽培表1 直播栽培における出芽率1)2)  播種日1月6日1月21日トンネル不織布トンネル不織布不織布べたがけゴールドラッシュゴールデンタイム82333381741) 調査日は、2022年2月18日2) 84粒もしくは90粒について出芽の有無を調査82769596定植1) 三浦市初声町下宮田での作型トンネル除去(%)品種ゴールドラッシュ味甘ちゃんハニーネオ8079908345トンネル除去30℃前後で加温育苗して半月ほどで定植します。15㎏施用します。播トウモロコシの早出し技術・トンネル早熟栽培農業技術センター三浦半島地区事務所 研究課 佐さ藤とう 忠ただ恭やすトウモロコシは、三浦半島の温暖な気候を生かしたトンネル早熟栽培により早出しすることで、収益性の高い新規作目として有望です当所の研究成果をもとに解説します

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