JAよこすか葉山_JA通信11月号
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Q 今回から民法の親族に関する部分(親族法)の説明をします。内容は、①総則②婚姻③離婚④実子⑤養子⑨補助⑩扶養です。今回は①総則の説明です。民法725条は、親族の範囲として、㋑6親等内の血族㋺配偶者内の姻族を明示しています。血族というのは、自然的に血縁のある者の他に養子・養親などの法的に血縁があるとされる者を指します。親子やいとこなどが例として挙げられます。親子であると、親と子は1親等であり、家系図を書くと分かりますが、兄弟姉妹は親に1回戻ってから他の兄弟姉妹に下りますので、2親等になります。配偶者は婚姻届の当事者です。姻族とは自分の配偶者の血族の者を指します。配偶者の父母は自分から見⑥親権⑦後見㋩3親等ると、姻族1親等ということになります。この他、親族を示すときの用語には、直系・傍系、尊属・卑属というものがあります。直系は家系図を書いたとき自分と上下につながった関係の者で、傍系は一度、横にずれる関係の者です。父母は直系であり、兄弟姉妹は傍系となります。また、家系図の自分より上に書かれる者が尊属、下に書かれる者が卑属といわれます。養子は、縁組の日から養子と養親およびその血族との間における同一⑧保佐の親族関係が生じます。この親族関係は消滅することはないのですが、離婚のとき、養子縁組解消のとき、そして、配偶者が死亡したときの姻族関係終了の意思表示(役所にその旨の届け出をします)によって親族関係は終了となります。民法には、直系血族、同居の親族は助け合え、との条文がありますが、法的拘束力はないと理解されています。A解 説ブロッコリーは花蕾を食用とするアブラナ科の野菜です。根は浅いものの吸収力が強いため乾燥には比較的強いです。品種は少なく、花の収穫する場所の違いによって分かれている程度となっており、茎の頭にできた花蕾だけを収穫する頂花蕾型、次々と育つ脇芽の先端にできる花蕾を主として収穫する側花蕾型、両方を収穫する頂花蕾・側花蕾兼用型があります。ブロッコリーは成長の過程で低温に感応して花芽を分化する緑植物感応型の野菜で生育中の極端な低温や高温によって花蕾の発育障害が起きやすいです。遺言や遺産整理の相談はJAへ詳しくは最寄りの支店へ12JAが相続対策をサポート遺言信託業務取扱中遺言信託業務取扱中ボトニングは苗が小さいうちに低温に遭い、花蕾が小さいままとなる障害で、リーフィーヘッドは花蕾の発育中に連続して30度以上の高温に遭うと、花蕾の間に小さな葉が出てくる発育障害です。『新版 日本の農と食を学ぶ 中級編』(107ページ)よりJA全中・JAまちづくり情報センター顧問弁護士 草薙 一郎リーフィーヘッドJA広報通信より日本農業検定事務局JA広報通信より親族法についてその1ブロッコリーは本葉5〜7枚、セル成型苗の場合は本葉が3、4枚になったら定植します。株間は40cmを目安に植え付けをします。植え付けの3週間後、追肥とともに中耕・土寄せを行います。追肥は頂花蕾(ちょうからい)が見える頃までに終えると良いです。❶ブロッコリーはアブラナ科の作物で、花の蕾(つぼみ)が集まった花蕾という部分を食用とする野菜である。❷ブロッコリーは、低温に感応して花芽分化する緑植物感応型の野菜である。❸ブロッコリーの根は浅いが吸水力が強く、乾燥には比較的強い。❹蕾の発育中に連続して30度以上の高温に遭うと、花蕾の間に小さな葉が出てくるボトニングと呼ばれる発育障害が起きやすい。正解は❹です。学び学びののひろばひろば

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