JAよこすか葉山_JA通信10月号
8/15

Farming Letter8フザリウムとはラミナキチンとは海藻の施用効果カニ殻の施用効果施用方法ょう萎い黄おう病び、トマトでは萎い凋ち病びなどの土壌病害を引ょうょうフザリウムは病原菌の一種でカビの仲間です。連作を続けることにより増殖し、キャベツではき起こすため、注意が必要です。土壌病害の発生を抑える対策の一つとして、「ラミナキチン」による土壌改良が有効です。「ラミナキチン」はカニ殻(40%)、海藻(12%)、魚粕(12%)、植物粕(36%)と、海の恵みから生まれたペレット状の土壌改良肥料です。カニ殻に含まれるキチン質、魚粉や海藻に豊富に含まれているアミノ酸、海藻に多く含まれているラミナリン等を成分として含んでいます。(9ページ図:肥料の特長)海藻にはミネラル、アミノ酸、ビタミン、多糖類、ホルモン、生理活性物質等が含まれており、生育促進や収量増、品質向上等の効果が期待されます。水性を高め土壌の団粒化が促進されます。発芽した病原菌の溶菌が進みます。用により病原菌に対する抵抗性が高まる事が期待できます。成分であるキチン質を施用すると、病原菌の溶菌が進みます。用し、播種・移植の7~10日前に2~5袋を全体または畝間に散布。その後速やかに土と混和しましょう。主成分のアルギン酸は給水すると膨張し、保またラミナリンの効果により放線菌が増殖し、キチン質は、カニ殻に含まれる多糖類で、施ラミナリンと同様に、糸状菌の細胞壁の構成野菜類・花卉に施用する場合は元肥として使海からの恵みで品質向上!経済部 営農支援課 安藤 秋徒連作障害の原因の一つとして「フザリウム菌」の発生が挙げられます今回はそのフザリウムの病害軽減に期待ができ特にトマト栽培におすすめの「ラミナキチン」をご紹介します

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る