JA通信よこすか葉山_5月号
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Farming Letterまとめ世界的な肥料価格の高騰により、今後は堆肥や緑肥を活用した、資源を循環させる農業が重要になってくるでしょう。緑肥は速効性をあまり感じられなくても後から効果を発揮してくるため、その効果の積み重ねが収量アップにつながります。○収穫しない野菜や残渣は放置せず、農地や菜園を防護柵などでしっかりと囲みましょう。○音や光を発することで寄せ付けない工夫をしましょう。○遭遇した場合は近寄らずに、ゆっくりとその場から離れます。被害や痕跡を発見した際は、各市町村にご連絡ください。※鳥獣保護管理法の規定により、むやみな捕獲は禁じられています。緑肥ソルゴー風に対する障壁エンバクカバープランツバンカープランツマルチムギ(大麦)リビングマルチ・バンカープランツJAよこすか葉山は管内の行政機関と連携し、イノシシ等の鳥獣被害対策強化に継続して取り組んでいます。令和4年度もイノシシが横須賀市内で11頭、逗子市で9頭捕獲され、ハクビシンやタイワンリスなどの出没や被害も相次いでいます。JAは地域貢献活動の一環として、横須賀市と逗子市に撃退装置を計50台、その他防鳥用品、トランシーバー等を寄贈しました。3月29日には横須賀市より、4月17日には逗子市より感謝状が贈呈され、龍崎組合長は「民家や農地の近くで出没情報が出ている。24時間監視することはできないため、資材がお役に立てば嬉しい」と伝え、各組織が一体となり広域で鳥獣被害拡大防止に取り組むことを再確認しました。目的コマツナ・チンゲンサイ・ホウレンソウ・カブ・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・ニンニク・タマネギ夏の果菜類(トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・オクラなど)ダイコン・ニンジン・サツマイモ・夏の果菜類(トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・オクラなど)夏の果菜類(トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・オクラなど)冬の果菜類(エンドウ、ソラマメ)地力アップ肥料効果地力アップ肥料効果カボチャ・ズッキーニ・サツマイモ使う作目イノシシにご注意ください13▲逗子市に寄贈する龍崎組合長 (左)◀︎横須賀市より感謝状を受け 取る龍崎組合長(左)生物性物理性おもに使用する緑肥と作目横須賀市、逗子市へ鳥獣被害対策資材を寄贈土壌の性質を表す3要素*3要素は互いに大きく 関わり合っている緑肥や堆肥で改善作土の深さや透水性、通気性など土壌中の養分など化学性土壌pH、苦土石灰の散布などで調整図表 出典:「現代農業」2022年5月号P47より図表 出典:「現代農業」2022年5月号P47より有機物の分解能力、微生物の量など

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