JAよこすか葉山管内では、早春キャベツの出荷が本格的に始まっています。今年は雨が少なく、生育が遅れ気味ですが、出来は良好。約54万ケースの出荷を予定しています。出荷に先駆け各地区では目合わせを行い、さらなる品質向上のため規格の統一を図りました。冬・春野菜出荷部会の原田部会長は切れ間無い出荷を目指した「間作」や、土作りを見直し価格や環境に配慮した「エコ栽培」に取り組んでいます。「管内の出荷者は時期をずらしたリレー出荷やコンテナ出荷など、長く安定出荷し、高値販売に繋がるよう意識している。出荷者全体で高品質を徹底し、より多くの消費者においしい『よこすか野菜』を食べてもらいたい」と意気込みます。JAよこすか葉山の販売課職員は、10月中旬から計8日間で取引市場16ヵ所の巡回を実施。冬・春野菜の出荷予約状況の確認と意見交換を行い「よこすか野菜」の販売体制強化を図りました。JAの販売担当者は「生産者の高齢化や価格低迷が重なり、キャベツの生産者減少の恐れがある。販売価格の水準上昇を最重要課題として、三位一体となって取り組みたい」と呼び掛け、産地PR用の販促資材として「よこすか野菜」のミニのぼり旗を配布しました。市場担当者は「よこすか葉山産は品質が高く、出荷数も安定していて人気が高い。厳しい状況下だが、しっかりと売り込みたい」と説明し、協力体制を確認しました。葉山地区の生産者20軒は、葉山町の特産品「ロイヤル葉山夏みかんワイン」の2年ぶりの醸造に向け、夏みかんを収穫・回収しました。集まった夏みかん計1472㎏は山梨県のワイナリーに送られ、約1200本のワインが完成する予定です。昭和34年、現上皇陛下のご成婚記念に葉山町が夏みかんの苗木を配布。平成15年にはその夏みかんを使用したロイヤルワインが誕生し、葉山町の特産品の一つとなりました。熟し切る前の夏みかんを使用することですっきりとした酸味の、おいしいワインが出来上がります。数年に一度製造しているワインは、葉山酒商組合加盟店で12月頃から販売する予定です。7日・8日410月よこすか野菜11月下旬早春キャベツ出荷開始!葉山夏みかんワイン2年ぶりの醸造へ冬・春野菜出荷市場巡回で販売強化11月News Topics話題あれこれJA
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