JAよこすか葉山広報誌10月
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Farming Letter8主に発生する病気対策としてこの時期に発生する病気としてはべと病が多いですが、近年は黒斑細菌病の発生も多く見受けられるようになってきました。・べと病糸状菌(カビの仲間)を原因とする病気で育苗期~結球期まで広く発生します。特に育苗期の段階では病気の進行も早く、図1のような症状が発生し、拡大すると図2のように病斑内に黒く点々とした特徴が見られます。キャベツの他にダイコン、ハクサイ、ブロッコリー、カリフラワー、カブ、コマツナ等にも発生します。比較的気温が低く(日中温度が24℃以下)、雨続きでじめじめした陽気が続くと、露地でもハウスなどの屋内でも発生します。・黒斑細菌病気で育苗期~結球期まで広く発生します。初めは葉に水浸状の小斑点ができ、これは次第に拡大し、さらに融合して図3のような不正形または多角形の壊死斑となる特徴が見られます。コリーにも発生します。します。発病した植物をそのまま畑にすき込んでしまうと、病原菌が土に残って病気の発生を繰り返す事になってしまうため注意が必要です。ご活用ください。去を徹底し、緑肥作物を栽培する際にはエンバクの作付を避けるなど(病原菌の発生源になります)予防と拡大防止に努めましょう。細菌を原因とする病キャベツの他にダイコン、ハクサイ、ブロッ次のような薬剤による予防をご提案します。また黒斑細菌病にかかった野菜は畑からの除図2図1図325~30℃で発病し、強風や降雨のあとに多発秋冬野菜の病気について経済部 営農支援課 青木 大和秋冬野菜の育苗や定植が進んでいる時期と思います害虫対策も行っていると思いますが、病気については目立ちにくいこともあり見過ごしがちになりやすいです今回はキャベツを取り上げ、主な病気と対策についてご紹介します

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