JA通信 vol.327
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SI 2022 3;浦賀蔬菜研究会と浦賀直売グループは、浦賀レンガドックで開かれた「第24回咸臨丸フェスティバル」に出店しました。春キャベツやタケノコ、フキや新タマネギなど旬の野菜約15種類を販売。来場者は生産者から野菜の食べ方や保存方法などを教わりながら、新鮮で種類豊富な地場野菜を次々に購入していました。イベントは幕末に浦賀から出港し、日本で初めて太平洋を横断した軍艦咸臨丸の壮挙を称えるもので、3年ぶりの開催となりました。参加した浦賀、北久里浜地区の生産者は「久しぶりに出店できて良かった。今後も販売の機会があれば積極的に参加して地場野菜のPRを続けていきたい」と意気込みました。横須賀市は「よこすか野菜市in市役所」を開き、長沢の「ながしま農園」が直売を行いました。市のウェブサイトを見て訪れた来店客は「どのような野菜が販売されるか楽しみ」と話し、開始前から30人近くが列を作りました。直売はタケノコやキャベツ、卵やはちみつなどが並び、両手いっぱいに購入する来店客が多数。今回初めて参加した生産者の長島勝美さんは「来店客が多く驚いた。ビーツやハーブなど珍しい野菜は食べ方を聞かれることが多く、直接説明しながら販売できた」と手応えを感じていました。市役所は地場農産物との接点が少ない周辺住民や来庁者に向けた新たな販売拠点として、昨年度は計4回市役所館内で「よこすか野菜」の直売を開催。来店客から次回の日程を問われることが多く、今年度より毎月第3火曜日(午前11時から)の定期開催を決定しました。市の担当者は「毎月PRしたい旬の野菜を定め、栽培する生産者に直売を依頼する。よこすか野菜の魅力を広く発信したい」と意気込みます。農林水産省のウェブサイト「うちの郷土料理」に掲載する神奈川県代表の郷土料理の一つとして、大楠地区の「へらへら団子」が選定されました。農林水産省では「国産農産物消費拡大事業のうち「和食」と地域食文化継承推進委託事業(地域の食文化の保護・継承事業)」を進めています。「うちの郷土料理」は来年「和食日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10周年を迎える中で、全国各地の郷土料理を次世代に継承することを目的に、その歴史やレシピを発信するデータベースです。公開3年目になる令和3年度は「へらへら団子」や「よこすか海軍カレー」など、神奈川県の郷土料理23品目を含む全国579品目を追加。掲載数は1365品目となり、全47都道府県の郷土料理が揃いました。4月4月JATATONMARCH「うちの郷土料理」(農林水産省)https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_4_kanagawa.html19日咸臨丸フェスティバル地場野菜をPRへらへら団子県代表の郷土料理に選定よこすか野菜直売市役所での販売、定期開催に23日News Topics話題あれこれJA

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