JA通信 vol.327
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スマホチェックやデスクワークなどに夢中になって、長時間同じ姿勢を取っていませんか。顔が下を向いた姿勢、あるいは首や背中が前かがみの姿勢が続くと、首や肩が凝ってきます。このようなときは往々にして呼吸も浅くなっています。ひどいときは、頭痛や手のしびれ、目まいや吐き気、さらには腰にも負担がかかって腰痛を引き起こす場合もあります。大切なのは長時間同じ姿勢を続けない、悪い姿勢を固定化させないことです。そのためにも意識して姿勢を正し、適度な体操を行うことをお勧めします。前回に続いて、首・肩・背中の柔軟性を高め、これらの症状を軽減する体操をご紹介します。隙間時間に手軽にできる体操なので、毎日何度も行うと良いでしょう。11(1)左右の指を組んで手のひらを上に向けながら、腕をしっかり伸ばします。体は前を向いた状態で、そのまま息を吐きながら、首だけを右へゆっくりひねります。(3)(1)と(2)のセットを5回以上、リフレッシュできたと感じるまで行います。(2)息を吸いながら首を元の位置に戻します。次に、息を吐きながら左へゆっくりと首だけをひねります。ポイントシンプルな動きだからこそ、ゆっくりと丁寧に味わうようにして行いましょう。呼吸を意識しながら、伸びたときの気持ち良さや、痛みや違和感など体の変化もチェックします。基本の動き手軽に健康手指体操両腕を上に伸ばして首ひねり首・肩・背中の柔軟性アップステップ2健康生活研究所所長堤 喜久雄

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