JA通信 vol324
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施肥履歴の記帳ポイント記帳した生産履歴を保管する資材の購入伝票や出荷記録も保管を最後にFarming Letter9施肥履歴は①、②、③の他、④資材の種類や名称、⑤使用量を記帳します。⑤は窒素・リン酸・カリ等の成分量を10a当たりの㎏数に換算した数値も記載しておくと、天候による影響の検討や資材見直しの際の参考にできます。堆肥も同じく種類や量を記帳します。問い合わせに迅速に対応するためには、履歴の記帳と記録の保管は欠かせません。圃場ごとに記録用紙をまとめておき、いつも使うトラックに乗せておく等、自分なりに記帳しやすいよう工夫してみましょう。最近は生産履歴の記録にスマートフォンでも使える専用のアプリを使用している生産者もいます。種子のロット番号や農薬・肥料のロット番号、領収書等、生産資材の納品伝票も保管しておきましょう。  それらの資材に不具合があった場合に、素早く確認できます。また、出荷記録も伝票等を品目ごとにわかるように保管しましょう。直売の場合でも、一日ごとに販売した品目と数量等を記録し残しておきます。表は生産履歴記帳用紙の例です。記帳と記録の保管は手間がかかるので大変ですが、何か問題があった時に検証して対応策を取るための重要な資料となるだけでなく、自家の経営を点検するのにも役立ちます。毎日の作業で実践してください。品種名:■作業の管理播種日:■肥料(基肥・追肥)・土壌改良資材等投入の記録肥料名:■病害虫防除の記録適用病害虫〇〇〇○○○○圃場名もしくは番号:〇〇〇面積:〇月 〇日定植日:○○○○施肥日:薬量・倍率薬剤名(10aあたり)○○○○〇〇〇〇倍表:生産履歴記帳用紙の例〇月 〇日収穫日:〇月 〇日投入量(10aあたり):○○kg適正使用基準使用時期収穫〇日前まで回数〇回〇〇a〇月 〇日散布実施日〇月 〇日

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