JA通信 vol323
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・かいよう病茶色いコルク状の斑点が、果実の表皮や葉・茎に現れます。す。これらの病気は症状が良く似ていますが、別々の病気ですので注意が必要です。Farming Letter8表皮に現れる、いぼやかさぶたなどの症状は、病原菌に感染したことが原因で発生します。それぞれ「そうか病」「かいよう病」と呼ばれています。上記の病気に感染すると、自家用として食する分には問題ありませんが、商品としては品質低下や出来栄えに影響し、価値が無くなってしまいます。・そうか病主に春先~9月頃に発生。果実の表皮や葉・茎にいぼ、かさぶた状の病斑が現れます。特に7月頃までに発生すると、果実に大きな被害を与えます。前年からの古い葉や枝に付着している、糸状菌(カビ)の感染が原因となります。主に春から梅雨明けまでに発生。2~5㎜の細菌感染が原因です。主に、以上2つの病原菌が発生要因となりまいぼ・かさぶたの原因は?かんきつ類の病気防除~適切な時期の作業で、きれいなミカン・レモンの収穫を~経済部 営農販売課 青木 大和ミカンやレモン等のかんきつ類を、自家用や直売場向けに栽培している方は多いと思いますしかし収穫はできたけれど皮の表面に「いぼ・かさぶた」があるものになってしまった、という経験はありませんか?今回は春先から収穫時期までにおける、病気の対策について紹介します

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