JA通信 vol322
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石灰はどれくらい残っていますか?定期的に診断しましょうコスト削減への活用、そして次の世代へ特にカルシウムはpH調整で石灰資材を毎作ごとに施用、「鶏糞」などの肥料にも入っており、土壌に過剰蓄積されていることが近年多くの畑で見られます。カルシウムは多くの実線矢印が他の養分を指しており、これはカルシウム過多で他の欠乏症を引き起こしやすいということですので、注意が必要です。養分の過剰症・欠乏症は典型の症状以外にも、この3つの要素のように互いが密接に関係していることもあるため、その原因と対処は慎重に見極める必要があります。当組合で出来る土壌診断は「窒素・リン酸・カリ・石灰・苦土・pH」です。分析データはグラフ化され見やすくなります。またデータの数土壌診断結果(見本)値を把握することで、土壌バランスをより深く考察できます。ここ数年間、資材価格は高騰しています。日本は肥料原料を輸入に頼る部分が多く、昨今では世界的に燃油高騰も重なり、購入者が負担を強いられる結果になっています。“過剰な養分は施肥せず、必要な養分を施す”非常に難しい事かもしれませんが、生産コストの削減に繋がる可能性もあります。で耕作していくためにも、土壌診断は必要不可欠ですので、是非ご利用ください。を削土する。乾燥させ2㎜目合いのふるいに掛け150g程度を袋に入れる。種類等の情報を記入したものを添えて提出先までお持ちください。各支店にて受け付けます。通年で対応致します。します。●T費A用C 訪5問5先(0正円(組税合込員))は無料。畑の4角と真ん中の5ヶ所で、深さ15cm付近住所・氏名・圃場名・作物(前作・後作)・土壌当組合・営農販売課、資材センター、または結果がわかるまで1〜2ヶ月程度時間を要します。TAC(営農指導員)より説明を兼ねてお渡しお預かりした土は返却致しません。高6.0 0.18上限値→0.25mS/cm617 505mg/土100g109 mg/土100g146 68 183 mg/土100g50 196 mg/土100g2.0 上限値→4.0 mg/土100gmg/土100g低5.5 -50.0 %15.0 %4.0 %69.0 %0000Farming Letter9||検体提出について●提出方法●提出先●結果についてID・サンプルNo.農協名圃場市町村圃場種類項目電気伝導度ECCaOMgOK2OP2O5硝酸態窒素NO3-Nケイ酸(PB法)SiO2石灰苦土カリリン酸陽イオン交換容量CEC石灰飽和度苦土飽和度カリ飽和度塩基飽和度苦土カリ比(重量比)石灰苦土比(重量比)石灰苦土カリリン酸CaOMgOK2OP2O5NO3-NP2O5K2O分析 土壌分析センター分析年月日 2022年○月○日55JAよこすか葉山生産者名サンプル名(圃場名)作目など土壌分類横須賀市露地畑ネギ淡色黒ボク土結果pH(H2O)6.7適正範囲404 73 34 20 36 61.1 20.1 10.8 92.0 ←推定値40.0 10.0 2.0 52.0 0.8 4.2 1.1 3.7 3.2 7.0 (kg/10a)最低限の土壌改良目標までの土壌改良目標までの土壌改良資材施用の一例0 0 0 0 (kg/10a)0 117 38 meq基本データ分析データ土壌改良 必要成分余剰肥料成分余剰窒素余剰リン酸余剰カリ土壌診断プログラム 20150218神奈川県農業技術センター開発〈廃ビ13.7トン、D-D缶392缶、不用農薬299.3kg回収〉JAは11月2日、本店で農業用廃棄ビニール・ポリ類、資材を一括回収しました。管内157戸より、トンネルやハウス用被覆ビニールの廃棄ビニール、マルチ用フィルムや肥料袋などの廃棄ポリ類13.7トン、その他資材1.6トン、合計15.3トンが集まりました。また、11月29日には長井出荷所でD-D缶と不要農薬の回収を行い、D-D缶392缶、不要農薬299.3kgを回収しました。10年、20年先を、次世代の担い手が健全な畑

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