JA通信 vol318
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Farming Letter9キャベツ発芽試験結果について経済部営農販売課菌核病対策パレード20フロアブルについて資材店舗にて取り扱っています試験結果…播種7/30、調査8/4(さざなみのみ播種8/3、調査8/6)菌核病は、結球期に下葉や結球部の外側から発生します。葉が水浸状になり、綿毛状の白色と黒色の菌核を生じるのが特徴です。感染は気温が15〜20℃の時に胞子が飛散することで起こります。一度発生すると植物残渣に菌が付着して次年度の伝染源となり、根絶するのが難しい病気です。防除のポイントとしては、①被害株は抜き取る②残渣を残さない③多発する時期(早春は11〜12月、春は3〜5月)の予防となります。菌核病に対し、定植後の予防に最適な、パレード20フロアブルをご紹介します。主な特徴が3つあります。(1)子のう菌の胞子発芽・菌糸伸長に抑制効果がある菌核病は、胞子が発芽した状態で植物体へ侵入することで感染し、その後菌糸を伸ばして菌核を形成していきます。パレードは、この両方に作用するため、高い効果が表れます。(2)二次感染の防止効果がある菌核病は、土壌に落下した菌核(黒い粒)が他の植物体に二次感染する胞子のもとになってしまいます。パレードは、土壌に落下した菌核が子のう盤を形成することも阻害するため、他の個体に広がらないような効果があります。(3)効果の持続性に優れる定植後すぐに散布し、その後降雨があっても、その影響を受けにくくなります。パレードを効果的に使うために、定植直後から3週間以内(結球前)での散布をお勧めします。土壌中の菌核にも効果があるため、散布の際には、作物だけでなく畝間が濡れるくらいにたっぷりとかけるようにしてください。今回ご紹介した商品は、資材店舗にて販売しております。どちらも250ml規格で、ブロフレアSCは5802円、パレード20フロアブルは6305円となっております。(9月10日現在)よろしければご利用ください。グリーンスター各種子の見本は資材センターにて確認できます。2.1.試10験0方粒法を…播育種苗。(培裸土(種元を気使く用ん))を使用し、128穴セルトレーに品種毎に出荷品目早春・やよい春キャベツ三浦キャベツ※令和3年度発芽試験に使用した種子の1袋あたりの粒数を確認しましたので、参考にしてください。※発芽試験は日陰にて播種しています。実際の播種については、苗床に十分灌水をしていただくことと、日中の播種を避け、午後3時以降に播種するようにしてください。※適合ロールは参考になります。ロットによっても種子の大きさは変わりますので、播種時にロールと種の大きさを今一度ご確認ください。品種名花いぶきYR清美浜岬星岬SP春々丸耐寒星岬まいぞめさざなみ(KAK-828)YRやわらぎYR春系305号T-519SP春のかほりSP金春金系201号金系201号EX初 恋ロットNo1袋の粒数発芽率(%)適合ロール(参考)愛知県2500C10589102298020002000250020003000250022003583200020003613089M099M2488101112M6004967500N92458RS432096M793L72375372361920007236225979082000300087809097889994978591901009799X-3099982H-30X-302H-30または2.5H-302H-302H-302H-302H-302H-302H-302H-302H-302H-30Y-302H-302H-30粒の形状にいびつあり粒の大きさにばらつきあり備考

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