JA通信 vol317
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Farming Letter9欠乏症は外葉から発生するので、早い段階で対応し、結球部に症状が出る前に被害を食い止めましょう。カルシウム成分の資材です。肥料成分は入っていないので、植物体の直接的な肥大にはつながりませんが、根張りを良くし、細胞膜を強固にすることで健全な株づくりにつながります。ハクサイなどの芯腐れの予防になります。高分子のカルシウムが配合されており吸収効率が優れています。乾燥速度が速いため焼けなどの被害が出づらく、乾燥後の白い汚れがつきにくいのが特徴です。トマトの尻腐れにも有効です。細胞膜を強化し免疫力を向上させ、作物の日持ち、棚持ちを良くする効果もあります。使用倍率は1000倍で葉面散布とかん水での使用ができます。※リン酸系の液肥との混用は避けてください。内部に症状がある場合は発見が困難で市場指摘にもつながります。それを未然に防ぐために早期での発見、対策が重要となります。な要因で生理障害が発生します。近年は地球温暖化や異常気象によってそれが顕著になってきているので、多角的な要因に注意し早めの対策を行いましょう。欠乏症の酷いキャベツは出荷ができず、結球今回の症例のように、環境条件などさまざま・畑のカルシウム・バイカルティカルシウム資材の紹介まとめ7月の出荷部会本部役員会にて「JAよこすか葉山 冬・春野菜出荷部会」の新役員が決定しました。主力野菜のキャベツ・ダイコンを中心に、高品質での安定供給、さらなる需要拡大を目指します。原田伸也石渡 進広川純司 高橋 潤部会長副部会長監事水分0.6pH5.1冬・春野菜出荷部会新役員決定成分分析例(%)Cao水溶性硫黄17.028.526.3

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