JA通信 vol316
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これまでのケイ酸おすすめ肥料紹介Farming Letter8約15ケイ酸は昔から水稲を栽培する上で、以下のような効果を得るために施肥されてきました。・倒伏軽減(強風等に負けない強くてしなやかな体づくり。)・高温障害対策(根の活性を維持し、蒸散量を増加させる。)・品質・食味向上(ケイ酸含有率が高まると、米粒中のタンパク質含量が低下する。)・病害抵抗性向上(表皮組織に蓄積されたケイ酸が病害菌等の侵入を物理的に阻止する。最近の研究では抗菌性物質の生成を促進することが分かってきました。)・根張り向上等これらの効果は、園芸作物にも応用できることが確認されてきています。そこでさまざまな試験結果を出した、おすすめの肥料をご紹介します。イ酸、苦土を保証した肥料です。この肥料の一番の特徴はケイ酸で、このケイ酸は一般的なケイ酸肥料と比較して、溶けやすい性質を持ったケイ酸(高溶出ケイ酸)を5倍ほど含んでいます。このため、施肥目安が基肥として1反あたり2〜3袋といった少量ですが、肥料の効果はしっかり発揮されます。ケイリンアルファはリン酸、アルカリ分、ケ保 証 成 分アルカリ分肥料名「ケイリンアルファ」く溶性りん酸可溶性けい酸く溶性苦土高溶出けい酸(%)含有成分(分析例)3.040.030.01.0新しいケイ酸肥料〜試験事例から見るおすすめ商品〜経済部 営農販売課 青木 大和水稲では必ず施肥されてきたケイ酸その施用効果は園芸作物でも発揮していることが注目され営農だよりにおいて取り上げてきました今回は試験事例を交えながら、おすすめケイ酸肥料をご紹介します

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