JA通信 vol311
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9月8月7月6月5月3月2月9月8月7月6月5月3月2月スティックフェンネルまとめ■栽培について■栽培についてFarming Letter9あります。種子(果実)はコリアンダーシードと呼ばれ、乾燥し粉末にすると柑橘の香りがし、香辛料としてカレーや果実酒などにも利用されています。コリアンダーの生育には強い日照が必要なので日当たりのよい圃場を選びます。水分要求量が高いので水保ちのよい圃場を選びましょう。元肥は10aあたりN-6〜7㎏、P-8〜10㎏、いので播種前に2日ほど浸漬させてから育苗箱などに播種します。本葉が3〜4枚程度で条間で定植します。追肥は様子をみながら1ヶ月に1回程度行いましょう。病害には強く病気にはあまりかかりませんが、アブラムシの害をうけることがあります。コリアンダーの農薬の登録は葉、根、種子の利用箇所によって異なるのですべてを利用する場合には「野菜類」で登録のある薬を使用してください。K-4〜5㎏を目安に施用します。種の皮は硬フェンネルはイタリアの原産で、独特な芳香と甘みがあって肉料理と共に利用されます。株元の部分は生食や煮込み、炒め物また天ぷらなどで幅広く活用されます。毛状の小葉はスープやハーブティーにも利用され利尿や便秘の改善などにも効果があるとされています。スティックフェンネルは収穫まで50日程度の株元の太らないフェンネルです。排水性のよい圃場を選びましょう。霜害を受けやすいので3月の中下旬の播種が無難です。畝幅60㎝に15㎝×15㎝で3〜5粒ずつ播種します。間引きは不要です。3㎜程度に浅く播き覆土は種子がかくれる程度にして軽く押しつけましょう。元肥は窒素で5㎏/10aを基準として追肥は基本的に不要です。草丈が高くなるので栽培場所をひもなどで囲って倒伏防止を図りましょう。播種後60日程度で株元の幅が小指程度の太さになったら収穫を開始し親指程度の太さになるまでに収穫をしきりましょう。春〜初夏どりの場合、病害虫は出にくいですが予防をする場合には「野菜類」で登録のある農薬を散布してください。紹介しています。時期をずらして栽培する場合には注意をしてください。また「アクセント」として利用する方が多いので大量に栽培しすぎると販売しきれない可能性も否定できません。あくまで幅広く販売するアイテムのひとつとして参考にしてみてください。※栽培カレンダー今回紹介した野菜は春〜初夏での収穫を基準にトンネル栽培カレンダー14月月10月11月12月栽培カレンダー41月月10月11月12月25〜30㎝、株間10〜20㎝

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