JA通信 vol311
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近年、SDGs(エスディージーズ)という言葉が世界中で注目されています。これは、国連で採択された世界共通の目標であり、世界各国、日本においても取り組みが進められています。SDGsと多くの理念・精神を共有するJAグループの事業や活動は、地域社会の課題解決に貢献し、SDGsの達成に貢献するものです。地6球規模での環境問題や社会問題が深刻化する中で、国際社会が協調して課題解決を図る観点から、国連は2015年9月に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」はこの中に掲載されています。SDGsの内容は、「17の目標」「169のターゲット」「244の指標」で構成されていて、非常に多岐にわたっています。またその内容は、あらゆる貧困をなくす「社会分野(目標1・2・3・4・5・6)」、持続可能な産業をつくる「経済分野(目標7・8・9・10・11)」、地球を守り育てる「環境分野(目標12・13・14・15)」の三つの分野にわたり、それらを達成するための土台としての「平和・公正・パートナーシップ(目標16・17)」を目標としています。また、SDGsの中には大きな特徴として、「誰一人取り残さない」という精神がうたわれています。これは、JAをはじめとする協同組合の「一人は万人のために、万人は一人のために」という理念、精神そのものです。協同組合は、「経済的な結び付きだけではなく、人的に結び付いている組織」であり、地域やコミュニティーと一体の組織です。地域の一員として地域社会に関わり貢献するJAグループの事業や活動をSDGsの各目標に照らして、その一部をご紹介します。転載 JA広報通信2021年1月号監修=JCA(日本協同組合連携機構)普遍性 先進国を含め、全ての国が行動包摂性 人間の安全保障の理念を反映し「誰一人取り残さない」参画型 全てのステークホルダーが役割を統合性 社会・経済・環境に統合的に取り組む透明性 定期的にフォローアップより良い社会の実現を目指して…… 考えよう ! JAと私たちにできることSDGsには以下の五つの特徴があります。持続可能な開発目標SDGs

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