JA通信 vol320
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4こくしょうこくさんこくしょうこくさん日本の「食」は、今、さまざまなリスクに直面「国消国産」で「食」の安心を次の世代にこうしたなか、■■グループでは、国民が必要とし、消費する食料は、できるだけその国で生産する、「国消国産」という考え方を提起しています。私たちの毎日の「食」の安全はもちろんのこと、子どもや孫たちの世代にまで、この日本において、豊かな実りと、おいしい食卓を囲む笑顔が絶えることがないよう、「国消国産」は、これからの「食」にとって、大きな意義をもっています。「国消国産」を実践しよう■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■食料の多くを輸入に頼っているよる食料不足生きるために欠かせない食料は日本で作ったほうが安心新型コロナウイルスの感染が広がり始めた時、マスク不足が大きな問題になりました。もしこれが食料だったら。いざという時、マスクのような工業製品は急いで作れますが、農地を耕し、自然と調和しながら、長い年月をかけて育まれる農畜産物は、不足したからといってすぐに作れるわけではありません。日本の「食」をとりまく5つのリスク農業生産基盤の弱体化農家の減少と高齢化、農地の減少が進む食料自給率の低迷多発する自然災害世界と日本の農業に多くの災害が直撃世界的な人口増加世界の人口増加に自給率低下の可能性国際化の進展輸入増加で食料今、日本の食料自給率は過去最低水準となる■■%※に下がってしまいました。つまり、食料の6割以上を輸入に頼っていることになります。その大きな要因は、農家の減少や高齢化など、生産基盤の弱体化です。さらに、日本も含めた世界中で自然災害が多発しています。もし、日本が多くの食料を輸入している国で自然災害などが発生し、食料生産が大幅に減少したら、日本の食生活にも大きな影響を及ぼしかねませんが、食料の輸入は増加しています。さらに、今後も世界的な人口増加が予測される中、これから先ずっと、食料を輸入し続けられるのかという懸念もあります。今、日本の「食」は、多くのリスクに直面しています。※カロリーベース ■ ■年農林水産省による

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