JA通信 vol310
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エルニーニョ現象とは、東太平洋において海面の水温が長期にわたり高くなることをいいます。ラニーニャ現象とは、エルニーニョ現象とは逆に東太平洋において海面の水温が低くなることをいいます。ラニーニャ現象発生時には偏西風が蛇行をし、寒気が流れ込むことがあります。日本列島では豪雪になったり、寒冬になることがあります。今シーズンは、2010〜2011年シーズン級の強い勢力でラニーニャ現象が発達しており、ここ数年暖冬が続きましたが今シーズンは気温が低くなるか平年並みになると予想されております。暖冬続きで最近は霜の被害が少なかったのですが、今シーズンは警戒が必要です。あります。これは、昼の内に貯まっていたエネルギーが、夜間に宇宙空間に逃げてしまうことによって起こる現象で、よく晴れた日や、風の弱い日の夜に気温が下がりやすくなります。これが著しい気温低下が予想される場合は、「低温注意報」として発表されることもあります。通しづらい物質、寒冷紗や不織布等での被覆を行います。また、気温が下がる原因として、放射冷却が霜の対策としては、被覆が一般的です。熱をFarming Letter8エルニーニョ現象・ラニーニャ現象とはラニーニャ現象の影響今シーズンの見通し放射冷却霜対策霜に気をつけましょう営農販売課 安藤 秋徒今シーズンの冬は、ラニーニャ現象の影響があり例年の平均気温よりも気温が下がると予想されております気温が下がることにより、ここ数年は少なかった霜害が広がる危険があります今回は、エルニーニョ現象・ラニーニャ現象による気象への影響と今後発生が予想される霜害への対策を紹介します

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