JA通信 vol310
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浦半島酪農組合連合会葉山牛出荷部会は県庁舎で、新型コロナウイルスの対応に当たる県医療関係者へ葉山牛を使ったカレーやビーフシチュー580食分を贈呈しました。首藤副知事は「おいしい葉山牛を使った製品はもちろん、みなさんの感謝の気持ちが本当に励みになります」とあいさつし、感謝状を手渡しました。同会では以前より地域貢献活動の一環として、スポーツで活躍する中学校・高校に葉山牛を提供する活動を行っています。今年はコロナ禍でスポーツ大会なども減少する中、医療従事者を激励しようと、葉山町を通じて県へ贈呈しました。石井会長は「コロナが蔓延している中、最前線で尽力する医療関係の皆さまに少しでもホッとする時間を届けられたら嬉しいです」と話しました。奈川県立三浦初声高校(三浦市初声町)は12月8日、肥育する和牛2頭を横浜食肉市場へ出荷し、初めて2頭ともA5ランクに認定されました。さらに、県下農業高校では初の1㎏3000円以上の値が付き、牛型トロフィーが贈られました。同校都市農業科では、命の大切さを学ぶ一環として動物を飼い、精肉にして食べる命のサイクルを肌で感じ、食育につなげています。また、牛糞尿で作られた堆肥を畑にまいて農産物を育てるなど、実践を通じた循環型農業を学んでいます。牛は2年に1度、2頭の子牛(メス)を近隣の牧場に依頼して買い付け、現在は葉山牛を肥育する石井ファーム(葉山町上山口)の助言を受けながら畜産の授業と畜産研究部の生徒が育てています。飼料は葉山牛と同様に配合飼料とおからや白米、大麦などを丁寧に混ぜて与え、肉質を高めています。畜産研究部で部長を務める菅野さんは「このような評価をいただくことができ、とても驚きました。部員一同嬉しさでいっぱいです。昨年は先輩方が大切に育ててきた牛を途中から一緒に育てましたが、今月から新しい牛を初めて子牛から育てます。新鮮で楽しみです」と新たな挑戦への意気込みを話しました。三浦初声高校、農業生産法人などが連携して取り組む「*産農人育成プロジェクト」の新商品発表試食会が開かれました。プロジェクトに参加する同校の生徒が、協力農家の鈴木優也さんの畑で育てた「バターナッツカボチャ」を使った料理とスイーツを商品化。1月中旬から販売を予定しています。プロジェクトは2018年にスタート。現在6名の生徒が農産物の生産から加工、流通までを学び、自分たちで育てた野菜を用いた商品開発に取り組んでいます。今回発表した「グルテンフリーのかぼちゃグラタン」「かぼちゃの羊羹」「かぼちゃのチーズケーキ」「ローストかぼちゃ」の4品は、傷のあるカボチャを使い食品ロスの削減や、食のトレンド、見栄えなども意識して試行錯誤を重ねました。生徒は「あまり知られていないカボチャを広めたい」と笑顔で話しました。ントラルキッチン)で横須賀商工会議所と県立月26日、横須賀市役所地下食堂(横須賀セ三    神 葉山牛商品贈る和牛2頭A5ランクで高値「バターナッツカボチャ」を商品化医療従事者に感謝県下農業高校で初快挙!産農人育成プロジェクト13*「産農人」とは、農作物を作るだけではなく、 市場ニーズを理解し流通させることのできる マーケットセンスを持った 新しい農業人を表す造語です。12月15日、神奈川11News Topics話題あれこれJA

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