JA通信 vol308
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よこすか水なす(サラダ紫)での導入例多くの果菜類で利用できます最後に Farming Letter9サラダ紫は、果実は巾着(きんちゃく)型、へたは濃紫色、果肉は柔らかく、多汁質でずっしりした重みがあります。ナス特有のアクも少ないので、生のままサラダ感覚でおいしく食べられるナスです。よこすか葉山農協では「よこすか水なす」として、かながわブランドの認定を受けています。主に栽培されている長坂地区で設置したかん水装置の展示ほでは、サラダ紫の総収量と可販果収量の推移をみると、8月上中旬の例年収量が落ち込む時期でも、収穫量の落ち込みは無くなりました。累積可販果総収量は、平年10aあたり5t程度だったものが9t程度に向上しました。かん水作業に従事している必要がなく、その日の日射量に応じて、かん水量を自動調節できました。ウなど果菜類栽培でも利用できます。分程度で、1日最大9回のかん水ができました。は、適時にかん水することは大変です。この装置の導入により、限られた労力の中で、かん水に使っていた時間を剪定や他の作業に使うことができます。導入を検討されてみてはいかがでしょうか。ナスの他、露地キュウリやピーマン、シシト当所で栽培したピーマン、シシトウでは1回10今年の夏のような晴天が続く高温乾燥の時に拍動かん水装置を利用したシシトウ栽培図 総収量・可販果収量の推移旬別可販果収量 (左目盛)B品収量 (左目盛)累積可販果収量 (右目盛)累積総収量 (右目盛)図 天候による灌水量の比較

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