JA通信 vol308
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水==熱80度以上の熱水に10分間さらすと消毒できます。=塩素系漂白剤=次亜塩素酸ナトリウムを濃度0.05%に薄めて拭くと消毒できます。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする製品(塩素系漂白剤)を使って自宅で作る場合、商品によって濃度が異なるので、商品パッケージやホームページの説明を確認してから作りましょう。=家庭用洗剤=有効な界面活性剤が含まれる家庭用洗剤を使って消毒できます(NITEウェブサイト※で製品リストを公開しています)。JATATONNOVEMB  インフルエンザ、肺炎球菌、破傷風、麻疹、風疹、結核のBCGなど、予防接種を受けましょう。発症を予防し、万一発症しても重症化を防止するのに役立ちます。新型コロナウイルス感染症のための予防接種も実用化が期待されます。消毒薬約3ml(小さじ1弱)を手のひらに取ります。市販の手指用消毒薬の場合、ポンプを下までしっかり押し切ることで十分な量(約3ml)を使用できるようになっています(1回使用量の目安は、擦り込みに15秒以上かかる量です)両手の指先、爪との間にも消毒薬を擦り込みます左右の指を挟みながら擦り込みます手のひらを合わせてよく擦り込みます親指をねじり合わせて擦り込みます手の甲にそれぞれ擦り込んでください手首まで擦り込みます。最後に全体が乾燥したことを確認してください 市販の消毒用エタノールは濃度70%以上95%以下、可能なら80%前後がお勧めです。脱脂作用があるので使い過ぎると皮膚が荒れることがあります。気になる方はグリセリンなどの湿潤剤が添加されたアルコール系消毒薬を選ぶか、使用後にハンドクリームでスキンケアするなどの方法があります。[使用上の注意]○換気を行う  ○家事用手袋を着用○他の薬品と混ぜない○商品パッケージやホームページの説明 を確認する引用:吉田製薬株式会社資料一部改変取材協力&監修:東京都感染症情報センター http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/ 病原体に触れてそれが体内に入らないように、手洗いや手指の消毒などが大切です。食品に付着した食中毒の病原体を死滅させるために、調理器具の洗浄や消毒、十分な加熱調理なども必要です。必要に応じてゴム手袋の使用も検討しましょう。●●●●● ●●●感染症対策 豆知識  ウイルスが付着した手で目・口・鼻を触ることによる感染(接触感染)を防ぐために、手指または手指がよく触れる場所を消毒しましょう。 ウイルス対策用の消毒について東京都が推奨しているのは、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウムの2種類です。 消毒用エタノールは人体に対する毒性が少なく、手指の消毒などに適しています。 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)は、食器・手すり・ドアノブなどの消毒に向いています。次亜塩素酸ナトリウム以外に熱水や一部の洗剤も有効です。次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性なので手荒れを起こす可能性があり、取り扱いには気を付けましょう。手 指 消 毒 特に空気感染する感染症を予防するには、空気の入れ替えが大事です。空気が乾燥していると長く生き延びる病原体もいるので、室内の湿度は40〜60%を維持するように、秋から冬は室内の加湿も心掛けましょう。 疲労、睡眠不足、栄養不良、ストレスなどがあると体の免疫機能が低下して感染しやすくなります。体内に病原体が入り込んでも、それに打ち勝つために、日頃の生活習慣を整えておくことが役立ちます。※ 独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)  https://www.nite.go.jp/手指用消毒薬の選び方身の回りの消毒感染症を予防するための 四つの約束病原体を付けない室内の換気・加湿を心掛ける免疫力を高めよう予防接種手指・身の回りの消毒1234 SI 2020 ER71234567

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