JATATONNOVEMBQ SI 2020 ER5地球の環境を守るために、私たちが取り組んでいる活動は?協同組合は、これまでも組合員が互いに助け合いながら地域の困りごとの解決に取り組んできました。協同組合の基本である「相互扶助」とSDGsの行動理念「誰も取り残さない」はよく似ています。JAも農業と地域社会の持続的な発展に向けて、総合事業や地域活動など様々な取り組みを進めており、SDGsは、私たちにとって身近なこととしてとらえることができます。そして協同組合は、国連によりSDGsを達成するための重要な主体組織の一つとして位置づけられているほか、日本政府が定めた「SDGs実施指針」においても、地域の課題解決に取り組む担い手として明記されています。SDGsの17の目標を身近にとらえ、私たちが協同組合・JAの一員としてできることを考えてみませんか?未来のために私たちができることを考えてみましょう畑にアニマルネットを設置(重点取組地区:横須賀市津久井)葉山わな猟の会によるイノシシ捕獲フェロモントラップ廃ビ回収※17の目標のもと、169のターゲット、 244の指標が具体的に定められています。6131415実は似ている? 協同組合の理念とSDGsの目標生態系維持にも繫がる鳥獣害対策の取り組み 農家を悩ませる鳥獣害。JAは猟友会や行政と連携して鳥獣害対策を進めています。このような取り組みは、県の鳥獣保護管理事業計画に基づくものであり、イノシシやシカなどの過剰な増加を抑制して森林生態系の保全にも繫がります。農業の多面的機能 農業の持つ働きは、安全・安心な農畜産物を生産するだけでなく、私たちの生活環境を支え、豊かさをもたらしてくれる様々な機能を果たします。(地産地消機能、食農・教育機能、地域間の交流を産み出す機能、文化を伝承する働き、防災機能、景観・環境を保全する機能など)このような農業の持続的発展のため、JAは事業・活動を展開しています。環境保全型農業の推進、廃ビ等回収 JAよこすか葉山の冬・春野菜出荷部会では、緑肥栽培や、管内のほぼ全域の農地にフェロモントラップ(害虫捕獲器)を設置して、農薬の散布回数を減らす環境保全型農業を実践しています。 また、JA本店では毎年秋に農業用廃棄ビニール・ポリ類、資材を一括回収しています。昨年度は、廃棄ポリ類・資材を合計21.8㌧回収し、プラゴミ削減に取り組んでいます。SDGsは、すべての国々が将来にわたる持続可能で豊かな暮らしの実現を目指すための国際的なアジェンダ(行動計画)として、2015年9月の国連サミットで採択されました。自らの利益を優先してきたためにもたらした地球環境の悪化、貧困、格差社会など様々な問題について、環境・社会・経済の側面から17の目標※を示し、すべての人々の取り組みによって2030年までに「誰も置き去りにされることのない世界」の実現を目指すものです。SDGsが目指すのは、地球の環境を守りながら、すべての人が尊厳を持って生きていける社会と、誰もが豊かな暮らしを継続的に営むことのできる経済を実現することです。JAの活動を環境・社会・経済の視点から見てみましょう。〜食・農・地域の持続的な発展のために〜
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