JA通信7月号
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経済部門金融共済部門総務・企画部門座談会Q&AQ農家の所得向上には安定的な収入を得られる仕組づくりが必要だと思うが、どのように考えているのか。特に若い農家ではJAを介さない販売が活発なようだが、JAとしてもそういった販売方法も取り入れながら、JAを利用しない理由を把握して、フィードバックする取組みが必要だと思う。Qキャベツのダンボール価格を下げられないか。今年はキャベツの価格が安く、ダンボールを売っているような状況で、JAの対策が見えてこない。今年の地区座談会で組合員の皆様から頂きました、貴重なご質問・ご意見とその回答がまとまりました。その中から抜粋してお知らせいたします。Q今年10月の消費増税に併せて、キャッシュレス決済の場合に5%還元する施策が実施されると聞いているが、JAではどのような対応をするのか。Qすかなごっその売上が1億円減少しているが原因分析はできているのか。Q農業機械はどういった機械を貸出しているのか。農家の所得向上はJAの貯金増加にもつながると思うので、修理以外の時も無償で貸出してもらえるようにしてもらいたい。Q組合員の高齢化が進んでいるが、窓口での対応などの業務運営体制について、どのように考えているのか。Q建物更生共済の手続で、70歳以上であるために単独では契約も契約変更も手続ができないと言われたが、どういうことなのか理由を教えてもらいたい。インターネットでも契約できる時代に共済も信用も組合員の利便性が図られておらず、時代に逆行しているのではないか。Q農業従事者の減少や耕作放棄地の増加などの問題にどのように対応していくのか。また、メガバンクの先行きも懸念される中で、中長期的な経営ビジョンを教えてもらいたい。JA運営に反映させて参りますA安定収入の確保に向けて、行政と連携して農産物のブランド化を進めており、市場との情報交換にも努めています。若い農家との連携を含めて、今後の販路拡大に努めます。A撥水ダンボール1000枚を試験して、出荷にも使用しましたが、評判は悪くなく、今年の冬から変更しようと考えています。紙の原価は上がり、為替相場も不安定ではありますが、変更することで値上がり幅は抑えられると考えています。また、デザインについても、横須賀野菜のブランド化へ向けた取組みの一環として変更を考えています。Aすかなごっそは既にカード決済が可能です。資材店舗については、当用のみが対象となる予定ですが、カード決済ができるようにする準備をしています。お米の年特はカード払いができませんので、支払は従来どおり口座振替となります。A来店客数が減少していることが一つの要因で、武山方面からの右折入場禁止による影響もあると思います。また、キャベツやほうれん草が前年に比べて半値になっているなど、野菜の単価が下がっていることも要因です。売上を回復させる方策として、副店長を復活させ、人員増加によって細部まで目が行き届く態勢にしました。また、モニター調査ではリピーターの評価が高いので、リピート率と来店頻度を向上させるように営業努力を行い、魅力ある店舗づくりに引き続き取り組みます。A貸出の対象となる農機は、トラクター、動噴、さく切り機、ハンマーナイフで、修理の期間中に貸出しております。他の機械についても要望があれば検討していきます。また、修理期間中以外の貸出については今後検討します。A渉外体制の中で、訪問して手続ができるようにと考えていますが、現状の渉外体制で不足しているのであれば検討していく必要があります。A高齢者を狙った詐欺等が増加していることや、後々のトラブル防止の観点からご家族の同席を求めるなど、対策を講じています。AJAグループも再編を考えていく必要がありますが、すぐに合併するということではなく、まずは近隣のJAと連携して事業の合理化を図るなど、県下全体で考えて取り組む必要があります。耕作放棄地については、横須賀地域では急速に4

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