JA通信 vol297
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Farming Letter8ベイト(bait)とは、英語で「餌」という意味です。「餌」の中でも、釣りや罠に使う「餌」という意味でよく使われています。ベイト剤は、薬剤が入った餌を対象生物に食べさせて効果を発揮します。家庭用のベイト剤で有名なものは、「アリの巣コロリ」等があります。ベイト剤は水に溶かしたり、土壌と混和する必要はありません。作物の株元に散布したり、退治したい虫などの通り道に散布するだけ施用は完了です。ベイト剤のメリットとしては、他の薬剤に比べ作業の省力化が期待できることです。動噴や管理機を用意する必要もなく、撒くだけで作業が完了するので時間や労力面でかなりの負担を削減することができます。デメリットとしては、雨に弱いことが挙げられます。水分で粒が崩壊してしまうと効果が発揮できなくなるものが多いので注意が必要です。揮する薬剤です。即効性に優れており、多くの作物に使用できる薬剤です。ヨトウに効果を発揮する薬剤です。強い誘因効果があり、虫が引きつけられます。また、主成分であるNAC(カルバリル)は、効果持続性に優れ、比較的雨にも強いです。ハスモンヨトウの他に、コオロギ類にも効果を発揮する薬剤です。ネキリムシに効果を発主にダンゴムシやハスモンネキリムシ類やベイト剤とはベイト剤の施用方法ベイト剤のメリット・デメリットおすすめベイト剤のご紹介●ガードベイトA●デナポン5%ベイト●アクセルベイトベイト剤について営農販売課 安藤 秋徒農薬には水に溶かして散布したり土壌と混和して効果を発揮したりといろいろな施用方法のものがあります今回はその中でも「ベイト剤」についての特徴とおすすめ商品について紹介します

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