JA通信11月号 vol.284
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なぜ新しくしたの?今までの三浦半島版GAPとどこが違うの?毎年、チェックシートで取組内容をチェックFarming Letter8三浦半島では、平成21年度から「三浦半島版GAP」(取組項目24)を、産地として精力的に取り組んできました。一方、近年のGAP取り組みの流れの中で、農林水産省は、GAPとして取り組むべき約50の取組項目を『国ガイドライン』として設定しました。そして、平成30年度末までに、ほとんどの主要産地で、このガイドラインに沿ったGAPの取り組みを求めています。そこで三浦半島では、従来の「三浦半島版GAP」取組項目の見直し・強化を検討し、『国ガイドライン』に沿った新しい「三浦半島版GAP」を平成30年度から導入しました。取組項目を大きく分けて4つに整理し、①「食品安全のために」、②「環境保全のために」、③「作業する人の安全のために」、④「全般」としました。具体的な取組(チェック)項目数は、従来の「24項目」から「46項目」になりました。およそ2倍の取組項目になりますが、従来の項目を細かく分けたものがほとんどです。また、「記録と記録の保管」を強化し、実践した取り組みに対する振り返り、次への改善を意識していただく項目を加えました。の保管、GAPチェックシートの記入と保管は、三浦半島が産地としてGAPに取り組んでいることを証明する、大切な取り組みになります。クシートにしました。皆さん自身で取組項目が実践できたかをチェックすることができます。クし、「実践できた」、「実践できなかった」を記録するようにしましょう。特に農薬や肥料の使用記録、出荷に関する記録新しい「三浦半島版GAP」の取組項目をチェッぜひ、毎年、チェックシートで取組内容をチェッあたらしい「三浦半島版GAP」に取り組みましょう神奈川県農業技術センター三浦半島地区事務所 奥村 一三浦半島では、従来より「三浦半島版GAP」に取り組んでいますが、平成29年度に、農林水産省のガイドラインに沿った取組項目となるよう改訂をしました。今回は、新しい「三浦半島版GAP」を紹介します。

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