JA通信10月号 vol.283
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マルチシートFarming Letter9ます。気温が低下してきた時期に使用するのが最適で作物を保温し、寒さや霜、病害から守る役割を持ちます。光線透過率が高く、作物の光量不足による黄変、徒長抑制の効果も持ちます。またマルチシートと併用することで品質向上につながる使用方法もあります。被覆をするので防虫対策にも効果を示しますが、べたがけする場合は作物の接触部分に害虫の卵を産み付けられる場合があるのでトンネル支柱や農薬での対策が必要です。地温上昇促進・抑制、雑草防除、泥の跳ね上がり防止、害虫忌避などの作物栽培に対して好適な土壌環境を作るための資材です。効果はマルチの種類によって異なるため、目的に適したマルチを選択することが重要です。神奈川県農業共済組合 ☎0463-64-3211  http://www.nosai-kanagawa.jp/お問い合わせは資材センターまで 平成29年6月16日の通常国会において「収入保険制度の導入と農業災害補償方の一部を改正する法律」が成立しました。 収入保険制度の実施主体は、全国農業共済組合連合会であり、事務委託を受けた各都道府県の農業共済団体が引き受け等の業務を行います。加入対象者は青色申告実績が1年以上ある農業者になります。JAよこすか葉山では9月13日(木)に本店で説明会を開催しました。 尚、収入保険制度と野菜価格安定事業は同時加入できませんのでご注意ください。 詳しくは下記あて先までお問い合わせください。種 類透明マルチ地温を上げるのに最も適したマルチ。雑草を抑制する効果は低いが冬春時期に多く使用されるため、さほど気にする必要はない。緑色マルチ透明マルチに近い地温上昇効果を持ち、黒マルチほどではないが雑草を抑制する効果もある。透明と黒の中間フィルム。黒色マルチ地温上昇効果は透明や緑より低いが、雑草抑制効果は非常に高い。通気性マルチ通常マルチでは水分が地表近くに集まることで根張りが浅くなるが、フィルムにあけられた小孔によってそれを防止する。光反射マルチ銀色や白色フィルムであり、光を反射させることによりアブラムシ等の飛来を防止する効果を持つ。地温上昇と雑草抑制効果も持つ。表面が白色か銀色、裏面に黒色フィルムを重ねたマルチ。表面で光を反射し、裏面で光を通さないため地温が上がりにくく、非常に高い雑草抑制効果を持つ。二層マルチ効 果収入保険制度スタート

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