よこすか葉山_令和4年度ディスクロージャー
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2 昭和38年7月1日に、協同組合原則に徹した農協運営の実現と組合員の所得と生活を向上し、財産を保全することを目的に横須賀市内の8農協が合併し、「横須賀市農業協同組合」として、出資金2,299万円、職員数90名で横須賀市衣笠栄町を本所に発足しました。昭和48年11月に本所を横須賀市林に移転し、事業活動を行なってまいりました。 この間、農業をとりまく環境はめまぐるしく変化し、横須賀・葉山・逗子地区においても都市化、混住化、農村社会の高齢化等が進み、組織・事業運営の上で共通の諸問題に直面しました。また、組合員の経済と生活の変化も大きく、多様化したニーズに応えるため、作物別の専門的指導・販売体制の確立、兼業農家を対象とした営農相談体制の確立、生活活動や資産運用管理事業などきめ細かな対応をめざし、平成7年4月に「横須賀市農業協同組合」と「葉山町農業協同組合」が合併し新たに「よこすか葉山農業協同組合(JAよこすか葉山)」として発足しました。その後、令和4年3月に本店を横須賀市林から横須賀市久里浜に移転し、事業活動を継続しております。 JAよこすか葉山は、地域農業振興計画・農業所得向上計画を併せ「農活プラン」を策定実践し、土づくり対策、病害虫対策などの環境保全型農業に取組むとともに、共販体制の充実対策を活発に展開しています。 生産販売では、隣接する三浦市農協とともに国の指定産地を形成しており、冬春作はキャベツ・ダイコン、夏作はカボチャ・スイカ・メロン等の輪作体系を中心に『よこすか野菜』としてのブランドを確立し、市場から高い評価を得ています。また、黒毛和牛の肥育も行われ神奈川県を代表するブランド牛『葉山牛』として市場に出荷しています。 あわせて、地域の皆さまの求める「安全で新鮮な地場野菜」を供給するため、平成23年6月2日に農産物直売所『すかなごっそ』を開店、その後、平成26年5月には、長井町漁協が運営する『さかな館』もオープンし、野菜・肉・魚と3拍子揃う直売所となりました。累計来店客数も500万人を超え、安全・安心を旗印とした地産地消の拠点として、また生産者と地域利用者との交流拠点としての役割を果たすとともに、生産者の所得向上、販路拡大に貢献することができました。 地域協同活動では、准組合員を対象に「農業塾」「親子収穫体験」等を継続的に実施し、幅広い世代への農業理解醸成を目的とした取組みを行っております。また、組合員向け広報誌『JA通信』をはじめ、准組合員とJAをつなぐコミュニケーション紙『Comimi(こみみ)』の発行、ホームページ・インスタグラムでの情報発信、さらにはtvkなど数多くのマスメディアを通じて情報提供をしております。 都市地域と農村地域が併存する中で、管内の支店を中心に信用・共済・経済事業をはじめとして、生活関連においても、葬祭事業、㈱コンサルタント協同を中心とした資産管理事業など幅広く展開しております。〔JAよこすか葉山のご案内〕

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