1 平素から、よこすか葉山農業協同組合(略称JAよこすか葉山)に格別のお引立てを賜り、心よりお礼申し上げます。 皆さまに、当JAをより一層ご理解いただくため、最近の業績や業務内容をとりまとめた「令和4年度 ディスクロージャー誌」を作成いたしました。ご一読いただければ幸いに存じます。 さて、新型コロナウイルス感染症においては、国民生活や経済活動の制限が少しずつ緩和され、徐々に諸活動が動き出し始めました。当組合においても組織活動の一部再開など明るい兆しが見え始めております。 一方で、農業、JA経営を取り巻く環境は、コロナ禍による経済活動停滞やウクライナ情勢を契機とした原油・肥料原料の価格高騰、金融緩和政策の長期化や米国の金利引き上げに伴う為替の変動等が続き、従来にも増して厳しい状況が続いております。 また、農業者人口の減少や、高齢化、担い手不足により耕作放棄地の増加が継続するとともに、コロナ禍で諸活動を控えざるを得ない期間が長期化したことにより、組合員同士のつながりの希薄化を危惧しております。 こうした情勢のもと、当組合の最重要取り組み事項である自己改革の実践において、「自己改革工程表」にもとづき、組合員訪問活動を中心とした対話等により組合員の皆さまの意思を反映したJA経営・協同活動を着実に実践してまいりました。 事業においては『3ヵ年事業計画』『第2次 農活プラン』の最終年度として営農・経済事業の強化、准組合員とJAとの関係強化等の取組みを実践し、地域になくてはならない・存在感のあるJAをめざして、 1.JAよこすか葉山「農活プラン」の実践を通じた担い手の所得向上 2.協同の理念に基づく組織活動の展開 3.農業振興・組織・事業を支えるJA経営の強化を柱として活動し、厳しい状況の中事業収益では、計画を上回る成果を上げることができました。 令和5年度以降、協同組合の原点に立ち返り、組合員同士のつながりを強固なものとして組織基盤を盤石なものとするため、組合員訪問活動を中心とした対話運動、組合員組織の基盤拡充・強化、准組合員との一層の関係強化等を「不断の取組み」として継続し、安定した経営基盤を確立することにより、次世代に地域の農業・JAを安心して引き継いでいけるよう取り組んで参ります。 今後もJAを取り巻く環境は厳しいものと予想されますが、引き続き、地域になくてはならない・存在感のあるJAをめざして役職員一丸となって取組んでまいります。 今後ともより一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 令和5年7月よこすか葉山農業協同組合代表理事組合長 龍崎 智〔ごあいさつ〕
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