農活プラン
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3.将来の展望 久里浜地区は畑作、水田、果樹園で多品目栽培が中心となっています。事業主は70歳以上が約半数となっており、高齢化が進んでいます。近隣スーパーへの出荷、支店前での直売、その他個々の庭先での販売、及び市場出荷が主な販売先となっています。距離が遠いことから、「すかなごっそ」、への出荷量は伸びていません。 山林があり鳥獣(タイワンリス、アライグマ、タヌキ、ヒヨドリ、カラス、スズメ)の被害も多く、捕獲檻の設置、作物の網掛け等の対策を行っています。 支店前での直売では安値での販売になっている傾向があり、収益の確保が難しくなってきています。また高齢化による労働力不足が問題になっており、車で入れない畑は耕作放棄地化の心配を抱えています。 横須賀では唯一の葉山牛の肥育農家もいます。 2.担い手支援の考え方 TAC訪問活動および、直売組織の会議で栽培技術の向上を図り、生産資材等の情報を提供し安全、安心な農産物の生産に取り組みます。 経営者が高齢化していることから葉菜類や果菜類の生産を軸に、直売での売れ筋、品薄の品目について情報提供及び作型提案を行います。 果樹の剪定講習会を行い、直売でも収益が確保できるように農産物の品質向上を図ります。 直売販売の充実に向け多品目栽培を支援します。 有害鳥獣の対策を実施し、作物の安定生産に取り組みます。 行政と連携し、農地の流動化、有効利用を図り耕作放棄地の解消に努めます。 生産緑地に指定されている圃場が多く永続的に栽培していく必要があるため、帰農者や女性への栽培支援にも取り組みます。 1.地区の状況 【 久 里 浜 地 区 】 -19- -19-

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