JAよこすか葉山30周年記念誌
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よこすか葉山農業協同組合代表理事組合長 龍崎 智4 よこすか葉山農業協同組合は、おかげさまで本年、設立30周年の節目を迎えることができました。これもひとえに、組合員の皆様、地域の皆様、そして関係各位の長年にわたるご支援とご協力の賜物であり、心より深く感謝申し上げます。 当組合は、平成7年に横須賀市と葉山町の農業協同組合が合併し、誕生いたしました。私たちは、「人と自然を大切にし、地域農業の振興に努め、住みよい街づくりに貢献します。」という理念のもと、さまざまな事業に取り組んでまいりました。 この30年間を振り返ると、農業を取り巻く環境は大きく変化しました。グローバル化の進展、消費者の食への意識の変化、そして気候変動による影響など、私たちは常に新たな課題に直面し続けています。しかし、私たちはそれらの課題に対し、組合員一丸となって知恵を絞り、時には困難を乗り越えながら、着実に歩みを進めてきました。 特に、地場農畜産物のブランド化、担い手育成への支援、直売所の運営を通じた地域交流の促進などは、私たちの重要な取り組みとして地域に根差し、皆様からのご信頼をいただくことができたと自負しております。横須賀・葉山の豊かな土壌で育まれた農畜産物が、皆様の食卓に笑顔を届けられていること、そして農業が地域を支える重要な産業として認識されていることを大変嬉しく思います。 また、東日本大震災や近年の新型コロナウイルス感染症の拡大といった未曾有の事態においては、食料供給という私たちの使命を改めて強く認識いたしました。このような状況下でも、途切れることなく安全な農畜産物をお届けできたことは、組合員皆様の日々の努力と、それを支えてくださる皆様のおかげです。 よこすか葉山農業協同組合は、これからも地域に寄り添い、組合員とともに、そして地域の皆様とともに歩んでまいります。この記念誌が、私たちのこれまでの歩みを振り返り、そして未来への希望を共有する一助となれば幸いです。 結びに、皆様のこれまでのご厚情に改めて感謝申し上げますとともに、今後ますますのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、発刊の挨拶とさせていただきます。30周年記念誌発刊にあたって

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